仮面ライダー「アマゾン」リメイク!でもなぜ「アマゾン」なのかを個人的に考えてみた!
以下の文章は「仮面ライダーアマゾンズ」が配信決定になったニュースを見た時に広げた個人の見解です。実際の放送前に書いたものなので、アマゾンズの内容及び最新情報とは大きな違いがあります。
(ブログ開設が間に合いませんでしたが、どうしても文章に残しておきたかったので)
Amazonで配信が決定した仮面ライダーアマゾンズの話題が盛り上がっていますね。
劇場版で昭和ライダーや悪の幹部が登場したり、その世界線の交差を楽しむストーリーが展開される近年のライダー。
しかし、なぜ「アマゾン」がいわゆる「連続もの」でのリメイク第1号となったのか?
昭和ライダー好きな自分なりの見解をまとめました。
※この記事での「昭和ライダー」は、1号~ZXまでを指します。
(村枝賢一氏の漫画『仮面ライダーSPIRITS』と同じ範囲です)
※この見解はあまり平成の仮面ライダーを通しで見ていない人間による独自のものであり、
知識に至らない点が多々ある個人の妄想的なあれなので、ご了承ください。
・私が考える他シリーズではなくアマゾンがリメイク対象とされた3つの理由・
①アマゾンが生物的なライダーであること
昭和ライダーを2分するときに、「生物的か機械的か」という要素があります。
「生き物かサイボーグか」の方がしっくりくるかもしれません。
これは、その容姿や身体構造の特徴が生物に重きを置いているのか、メカニックに重きを置いているのかというもので、これで昭和ライダーを分類すると
【生物的】…1号、2号、V3、ライダーマン、アマゾン、ストロンガー、スカイ
【機械的】…X、スーパー1、ゼクロス
となります。
そしてこれが、「連続もの」でのリメイクとどう関係するのか。そこで参考になるのが
2016年春公開の映画「仮面ライダー1号」です。
はい。
めっちゃ、ごっついですよね。(筋肉)
TV放送時の1号から格段に広くなった肩幅。もりあがる筋肉。戦闘員くらいちぎって(物理的)投げることができそうな太くたくましい腕。
そんな、放送当時の姿から横に1.5倍くらい大きくなった外見を、びっくりしながらも「これが新しい1号だ」っていうことができるのって、中身が藤岡弘、さんってこと以外に、自分の中で、「1号が生物的ライダーだからだ」というのがあったんです。
1号は生物的ライダー。
だから、時代が経てば成長する。より時代に合う様に、より強い敵に立ち向かえるように、いきものとして進化する。容姿も変わる。そりゃ筋肉だってムキムキになる。
みたいな感じで。
これをアマゾンに置き換えると、平成という新しい時代でアマゾンをリメイクするにあたって、その環境に見合った姿に変化していてもまだ納得できるかもしれないということです。アマゾンが放送時の姿と変わって、現代受けする容姿になってしまっても、それは生き物としての変化だと思えば納得できるものもあるかもしれない。
「見た目が変わったっていいじゃない だって 生き物だもの てつを」
②周囲の人間関係が豊富であること
アマゾンの周囲には実にコミカルで親しみやすいキャラクターが配置されています。
・ライダーシリーズにはおなじみのおやっさん。(保護者的キャラ)
・アマゾンの「トモダチ」まさひこ。(子役)
・マサヒコの姉ちゃん、りつ子(脚本によって当時よりヒロイン性を発揮できる)
・「チュチュ~ン」でおなじみ愛嬌たっぷりモグラ獣人(マスコットキャラクター)
この、ある意味アットホーム的で、子役も女優もレギュラーとして出演できて、尚且つライダーシリーズおなじみのおやっさんや、子どもが喜びそうなマスコットキャラクターがいる(マスコットは電王みたいに声優でも話題ができそうですね)という人物配置が、制作側にとっていいものなんじゃないかと感じています。
主演はもちろん、毎回登場する子役やヒロイン、人気キャラを演じる俳優や起用声優なども、視聴率をとるための要素になりますからね。
③アマゾンが他のライダーと大きく違うところ…それは「話数」
アマゾンは他のライダーよりも(TVスペシャルであるZXは除いて)話数がすくなく、24話―つまり2クールほどで終わっています。これは当時の制作局の関係が理由にあるのですが、この「他の昭和ライダーと違って話数が短い」ということも大きい要因なんじゃないかと思うのです。
話数が短いと、「連続もので昭和ライダーをリメイクするにあたっての視聴者の反応を見るのに丁度いい」のではないかと。思うわけです。
そして同時に、今回のアマゾンズの反応が良かったらこの後も昭和ライダーシリーズのリメイクが続くのではないかと私は考えています。
と、ここまでが個人的に思ったことになります。
色々と考えましたが、リメイクがどれほど元のアマゾンとかけ離れていたところで
「ディケイドの映画でアマゾンがギギの腕輪(=命)を奪われても大丈夫でした」
というビックリを目の当たりにした時点で、どんなかけ離れもオドロキマセンけどね。